2012.03.19 Monday
地盤調査(スウェーデン式サウンディング試験)
戸建住宅向けに普及している簡易地盤調査の手法の1つ。
方法は、ロッドの先端にスクリューポイントと呼ばれる
円錐形の 錐をつけて地面に突き立て
段階的に100kgまでの鉄の重りを載せた時の
沈み具合を測定する。
ロッドが下がらない場合は、
ハンドルをつけて回転させながら貫入させ、
その回転数を25cmごとに最大10mまで記録する。
メリット
・調査が容易で比較的安価。
・柔らかい地層の有無が分かる
・機動性に優れ、狭小地での調査が可能。
・超軟弱な粘性土地盤でも連続的なデータの測定が可能。
・サンプラーによる試料採取が可能。
・複数点調査のため軟弱層の厚さの違いがよく分かる。
・汎用性が高いため、蓄積データが豊富。
デメリット
・ガラや玉石等により深部への貫入が困難。
・地層分類の判別が試験者の経験や感覚に委ねられ、個人差が出やすい。
・10mを超える場合、摩擦により過大評価となってしまう。
・盛土が堅固な場合、深部のデータが過大になりやすい。